お仕事の内容を教えてください。
美容師になって20年。スタイリストとして独立し、東京で美容院を経営していました。実はセナソナのオーナーは、美容学校時代からの友だちで、「いつか一緒に何かできたら」と話していたのですが、それが今回実現しました。
長年、美容師という仕事をしてきましたが、美容師という仕事は、常に今が一番楽しいと思える仕事だと思います。どこにいてもできるし、何歳になってもできる。辞める期限がない仕事だと思いますね。辞める期限というより、限界がない仕事かもしれません。技術的なことなど、自分がさらに進化を求めれば、いくらでも進化できる。感性を磨こうと思えば、いくらでも磨くことができる。ただ、そのためには自分自身が常に進化を求めることが大切です。感性を磨く努力をしていかなければ、成長や進化は止まってしまいます。
スタイリストとして、いつも心がけていることはありますか。
例えば、お客様が求めるものに関しては、否定しないと決めています。お客様が求められるものをまず自分の中できちんと把握して、その上でお客様ひとりひとりの個性や長所をいかに引き出せるかを考える。それが美容師の仕事です。そのためにはそれを叶える技術も必要だし、感性も必要。フィリーングのような相性も大切だと思いますが、スタイリストには、お客様の表情や会話などから、お客様の思いや気持ちを感じとる力が求められると思います。そして、さらにはお客様が求めているもののひとつ上を提案できるかどうかも必要なことですね。
セナソナに興味のある方にメッセージをお願いします。
意識の高い人に来て欲しいと思います。美容師は出会ったお客様の人生を変えることができる仕事だと私は思っています。そういう仕事は少ないのではないでしょうか。ヘアやメイクを変えることで、お客様は新しい自分に気づくことができる。新しい自分に気づくことができたら、お客様の表情が変わります。笑顔になるし、感情も豊かになる。お客様のそういう変化に、周りの人たちもきっと気づきますよね。周りの人からの「素敵になった」「きれいになった」という言葉もうれしいと思います。一生懸命やればやるほど、お客様から喜んでもらえる。やりがいのある仕事です。また、やりがいを感じることができる仕事です。そう思える人に来て欲しいですね。
例えば、２センチ髪を切ることで、その人の人生が変わるかもしれません。お店をでた瞬間から表情や生き方が変わるかもしれない。自分が担当したお客様が、その日、プロポーズされるかもしれません。美容師という仕事は、その人を輝かせることで、その人の人生と関わることができる仕事だと思っています。
